日本人に一番身近なチーズ、それがプロセスチーズです。プロセスチーズはナチュラルチーズを一度溶かして、再度固めたものを指します。今回はプロセスチーズはなぜ手間をかけて作られるのかなどについて見ていきましょう。
手間をかけて作られる理由
一度加工をすることによって、そこでチーズの熟成は止まります。チーズは熟成することによって、どんどん味わいが変わってくるのです。プロセスチーズは加工されることで熟成を止めて、それ以上味が変わらないというメリットがあるのです。それだけではなく、チーズの保存性も高まる特徴があります。
プロセスチーズが人気な理由
プロセスチーズが日本人に人気な理由は、元々のナチュラルチーズが日本人好みではないからです。チーズは海外産のものがほとんどであり、基本的に食べ物は「作っているところに合わせた味わい」が当たり前です。海外で作られていることで、日本人の口に合わなかったものを日本人好みにしたもの、それがプロセスチーズです。
プロセスチーズは加工のしやすさも特徴であり、さまざまな種類のチーズはプロセスチーズがあったからこそ作られたと言っても過言ではありません。近年はさまざまなチーズを見かけます。ガーリック風味、わさび、スモークなどプロセスチーズがあるからこそ、自分好みのチーズが作られていくのでしょう。ちなみにプロセスチーズは栄養価も高いため、非常食として用意している家庭も少なくないと言われています。