フランス産のチーズと言えば、やはりカンタルではないでしょうか。クセがなく食べやすいセミハードタイプでありながら、意外と好き嫌いが分かれるチーズです。今回はカンタルの特徴や食べやすさについて見ていきましょう。
カンタルの特徴
カンタルはフランスでも最古と言われるほど、古い歴史を持っているチーズです。熟成期間によって呼び名が変わるのも特徴的であり、熟成期間が最低30日という短さも他のチーズにはないものと言えるでしょう。
味わいに関する特徴と言えば、やはり濃厚なミルクの香りでしょう。カンタルの食べやすさが他のものよりも低いのは、このミルクの香りが理由と言えます。牛乳が苦手な人にとってミルクの香りはとてもキツいからです。熟成が進むことによって力強さを感じさせる味わいになります。この力強い味わいがお酒を進ませるのだと評判です。
相性の良いワインはフルーティなワインや辛口の白ワインです。まろやかな味わいだからこそ、ワインはきりっと際立つものの方がいいと言われているのでしょう。
カンタルの食べ方
基本的な食べ方として、ナッツやパンと合わせて食べることがほとんどです。ラクレットのように、加熱して食べるのが一般的ではなくおつまみ感覚でそのまま食べる方が基本と言えるでしょう。ちなみにカンタルと同じ地域で作られる「ライオル」と「サレール」というチーズもあり、カンタルと合わせて兄弟と言われています。チーズが好きな人は、ぜひカンタルを食べてみましょう。