食べやすさの中でも、比較的高い位置にあるのがグラナ・パダーノです。ざらざらとした食感が特徴的ですが、その一方で優しい味わいが人気の理由と言ってもいいでしょう。今回は、グラナ・パダーノについて見ていきましょう。
グラナ・パダーノの特徴
グラナ・パダーノは超硬質のチーズです。表面は茶褐色で厚い特徴があり、中身はクリームイエローのような淡さのカラーです。砕けやすいのもグラナ・パダーノの特徴と言えるでしょう。名前はグラナが粒を、パダーノはアルプス山脈からアドリア海を流ているポー河流域の平野部から来ています。砕けやすいことから「グラナ」という名前がつけられたのでしょう。
グラナ・パダーノだけ聞くと、馴染みがないように思われるかもしれません。しかし、一般家庭や飲食店などでも使っているところは多いのです。その製品は「パルメザンチーズ」です。スパゲティなどに使われるパルメザンチーズの原料は、このグラナ・パダーノであるものがほとんどだと言われています。
さまざまな料理にも使われていることから、キッチンには欠かせない存在と考えている人が多いです。基本的にグラナ・パダーノはそのまま食べるより、料理などに使われることの方が多いです。ただ、そのまま食べられないわけではないので安心してください。表面は硬くて食べられませんが、中身はほろほろと崩れるので比較的食べやすいのです。そのまま食べる際は、コクのある赤ワインとの相性が良いのでおすすめです。