シェーブルタイプのチーズにも、さまざまなものがあります。今回は一見すると、まるで木の枝のように見える「サント・モール・ド・トゥレーヌ」について見ていきましょう。
サント・モール・ド・トゥレーヌとは
サント・モール・ド・トゥレーヌは比較的食べやすいと評判のチーズです。筒状になっていて、中心に藁が1本通っている特徴を持っています。藁が通されている理由は、筒状の形を崩さないためです。味についても、サント・モール・ド・トゥレーヌならではの特徴があり、熟成前は酸味があって新鮮さの方が強いのですが、熟成後はナッツのようなコクのある深い味わいになっています。
基本的に、どのタイミングで食べるのかは個人で決めて構いません。酸味やミルクの香りを楽しみたい人は、なるべく早い段階で食べる方がおすすめです。逆に塩味や酸味、コクなどを味わいたい場合は熟成が進むのを待ちましょう。
サント・モール・ド・トゥレーヌを楽しむ人は、最初に自分の好みのタイミングを見つけることから始めます。味の好みは人によって異なるため、自分が一番「おいしい」と思える時期を探すのも、サント・モール・ド・トゥレーヌの醍醐味かもしれません。
サント・モール・ド・トゥレーヌに合うワインはロゼワインや、フルーティな赤ワインと一緒に楽しむ人が多いです。相性の良さはありますが、先述したように好みは人それぞれなので自分が好きなワインで楽しんでもいいのではないでしょうか。