バラカはフランスの地方で作られているチーズの1つで、様々な特徴があります。
バラカチーズの特徴
1つ目の特徴はその形にあります。通常、チーズというのは丸い型にはめられて作られていることが多いのですが、このバラカでは馬の蹄鉄のような形に作られているのです。ちなみにフランスではこのような形には幸せを運ぶという意味が含まれているため、よく贈り物としてこのチーズが選ばれていたりもします。
2つ目の特徴は白カビタイプのチーズであることです。白カビタイプはあえてチーズの周りに白カビを発生させることで、中を熟成させて作るチーズのことで、熟成が進めば柔らかくクリーミーな味わいに仕上がります。ちなみにこのバラカは比較的塩分が多いのですが、クリーミーな濃厚さがあるため、その塩辛さは感じなくなっています。
3つ目の特徴は、脂肪分が多いことです。実はこのバラカは生クリームを加えた上で作っているため、約70%が脂肪分となっています。その上で白カビで熟成させているため非常に濃厚な味わいに仕上がっているのです。ただ、そのまま食べるとくどく感じてしまうこともあるため、通常はフルーツなどと合わせて食べられています。
バラカの作られ方について
バラカは一般的なチーズとほとんど同じ方法で作られます。具体的には温めた生乳に乳酸菌とレネットを加えて固めてから、ホエイを除去します。その後、型に入れて水分を抜き取り、表面に白カビを吹き付けて一定の期間熟成させればバラカチーズが完成します。