どのようなチーズを指すのか
チーズにはセミハードタイプ、ハードタイプ、プロセスチーズなどの種類がありますが、その中の1つがフレッシュタイプです。発酵食品を代表する存在であるチーズは、熟成期間を設けて味を仕上げていくのが普通ですが、フレッシュタイプのチーズは全く熟成をさせない、もしくは熟成期間が短いものを指しています。
より正確に言うと、チーズの多くは加熱処理をしていないナチュラルチーズに分類されますが、このナチュラルチーズのうち水分が40%以上の柔らかいものが軟質チーズです。軟質チーズの中で熟成をさせない、もしくはほとんどしないチーズがフレッシュタイプに分類されるため、フレッシュタイプのチーズは非常に柔らかいのが大きな特徴です。発酵による味の変化がない、もしくは少ないために使用している乳の味や香りをそのまま楽しめます。
ここまでフレッシュタイプのチーズについて説明しましたが、一般的に販売されているチーズにフレッシュタイプというフレーズはあまり使われていません。フレッシュタイプのチーズの中にも色々な種類があり、その細かい種類の方がよく知られています。たとえば、もちっとした食感で知られているモッツアレラチーズはフレッシュタイプのチーズの一種です。また、日本で生まれた簡単にさけるよう作られているストリングチーズも、同様にフレッシュタイプのチーズです。このように、フレッシュタイプのチーズは日常生活の中で非常に身近な存在と言ってもよいでしょう。