酪農大国であるアメリカのチーズ

チーズ

簡単な歴史と代表的なチーズ

酪農大国であるアメリカではチーズの生産も盛んですが、チーズと無縁だった時期もありました。チーズに欠かせないのが乳牛の存在ですが、元々アメリカには乳牛がいなかったため、チーズも存在しなかったのです。新大陸であるアメリカに続々と移民がやってきて、乳牛が入ってきたことからようやくチーズ作りもスタートしました。1650年代にはチェダーチーズが作られたという記録が残っており、1850年代にはチーズ工場の稼働が始まるなどチーズの生産と消費は大幅に増えていきます。

元々、アメリカで作られていたチーズは移民たちの故郷の味を再現するものでしたが、次第に独自のチーズも増えてきました。ウイスコンシン州のコルビーで作られ始めたのがコルビーチーズであり、こちらは水分を多く含んでいることから柔らかいのが大きな特徴です。すでにコルビーではコルビーチーズが作られなくなったものの、アメリカの様々な地域で生産されている非常にメジャーなチーズです。

他の有名なチーズ

コルビーチーズと似た特徴を持っているのがモントレー・ジャックで、こちらはカリフォルニア州のモントレーで作られ始めました。柔らかめではあるものの非常に弾力があり、加熱することでコクが増すのがモントレー・ジャックの大きな特徴です。アメリカのチーズと言えば、ペンシルバニア州のフィラデルフィアの名を冠した製品を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実はフィラデルフィアで生産されたものではなく、ブランドイメージ向上のために知名度の高い都市の名前がつけられただけなのです。

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