人気で食べやすいチーズ
デンマークはチーズの生産が盛んな国であり、独自のチーズも多く見られます。早い時期から輸入されていたため日本でも名前が知られているのがサムソーチーズで、こちらはセミハードタイプかつ四角型の見た目が大きな特徴です。チーズの生産で世界トップクラスのスイスの技術が伝承され生まれたチーズであり、独特の癖がないため広く受け入れられています。
サムソーチーズと並んで人気なデンマークのチーズがマリボーチーズで、こちらも日本で高い人気を誇っており、サムソーチーズと同じくセミハードタイプです。癖がない点もサムソーチーズと共通しているものの、味に関してはやや違いがあり、サムソーチーズはわずかながら甘みが前に出ています。一方で、マリボーチーズはわずかながら酸味が前に出ているのが特徴であり、野菜とあわせて使うケースが多いのです。
癖が強いブルーチーズ
デンマークのチーズの中には癖が強いものもあり、その代表格なのがブルーチーズであるダナブルーです。こちらも日本では古くから輸入されていますが、ブルーチーズならではの辛みと刺激を強く感じられるため、人によって好みが分かれます。このダナブルーは羊の生乳を使うフランスのブルーチーズを参考に作られていますが、ダナブルーに使われているのは牛の生乳です。辛みや刺激はブルーチーズには避けては通れないものですが、それでも羊のものと比べればマイルドな牛の生乳が使われているため、チーズ自体の味はオーソドックスに仕上がっています。