現代人はさまざまな栄養素が不足している傾向があると言われ、丈夫な骨を作るのに必要なカルシウムもその1つとされています。
カルシウムが十分に摂取できる製品としてイメージされる代表的なものとして魚介類を思い浮かべる人も多いでしょう。
確かに魚介類は豊富なカルシウムを含有し、その他にも私たちの体にとって必要不可欠な栄養素を含んでいます。
その一方、好き嫌いが激しくなりがちな食品でもあり、特に子供に食べさせるのに苦労している家庭も多いものです。
チーズはカルシウムが豊富
実はチーズはカルシウムの含有量が多く、その食べやすさも含め優秀な食品です。
カルシウムが豊富とされる魚介類と比べてみても、
・しらす干し10g…25mg
・ひじき10g…180mg
・わかさぎ10g…180mg
・プロセスチーズ2切れ(30g)…190mg
このように非常に多くのカルシウムを含有していることがわかります。
チーズはカルシウムが豊富なだけではない
食べたあと体に吸収されるカルシウムというのは、もともとの食品に含まれる量の全てではないのです。
・豆や大豆製品…吸収率約18%
・野菜類…吸収率約18%
・小魚や海藻類…吸収率約30%
・乳や乳製品…吸収率約50%
上記が実際に摂取したあとに体に吸収されるカルシウム量の目安です。
このように見ると、カルシウムを摂取するのにチーズがとても適しているのがわかります。
もちろんチーズだけを偏って食べるのはよくありませんが、魚介類や野菜などとうまく組み合わせて活用することで、慢性的なカルシウム不足から脱却することができるでしょう。