チーズの大まかな成分はエネルギーやタンパク質と脂質、カルシウムにビタミンA(カロテン)とビタミンA(レチノール)、そしてビタミンB2や鉄分となっています。
しかし、この成分の比率はチーズの種類によって多少の差があり、その差がチーズの風味に大きく影響しています。
成分比率によって異なる風味
さまざまなチーズ製品を食べてみると、こってりとした深い味わいのもの、反対にさっぱりとしつこさのないものがあります。
この違いはチーズに含まれる成分の比率にあるのです。
大抵の場合、タンパク質と脂質の比率が高い製品は「こってり・深い味わい」のものが多く、タンパク質と脂質の比率が低い製品は「さっぱりめ」の味わいです。
好みや料理によって使い分ける
この成分の比率による風味の違いは、チーズに対する好みや料理に用いる際にも利用できるでしょう。
こってりとした味わいを求めるときにはタンパク質・脂質の比率が高いものを、さっぱりしたチーズが食べたいときには逆のパターンの製品を選ぶ、というように、チーズの特徴を知ってうまく活用することで食事や料理も楽しくなります。
チーズに含まれる塩分
チーズはその性質上、熟成を促したり長期保存を可能にしたりするために塩分が多めに使用されています。
しかし、ハムやベーコンなどと比較しても著しく高い塩分濃度ということはなく、適度な摂取であれば特に問題はありません。
近年は塩分控えめを謳ったチーズ製品も数多く並んでいるので、塩分が気になる方はそのようなタイプのチーズを選んでみましょう。