フランス最古のチーズ
フランスはチーズの生産量が多く、また生産しているチーズの種類が豊富な点も見逃せません。資料によってフランスのチーズの種類にはだいぶ差があるものの、それでもおよそ350種以上のチーズがフランスには存在します。そんな多種多様さがフランスのチーズの魅力ですが、その中でも特に名前が知られているのがロックフォールです。
人口およそ700人のロックフォール=シュル=スールゾン村が世界的に名前を知られているのは、ロックフォールの産地として有名だからです。ロックフォールは、洞窟内に置き忘れたチーズに青カビが付着してできたという伝説があり、フランスのチーズの中でも最古と言われています。世界三大ブルーチーズの1つに数えられていますが、他の2つとは違って羊の乳を使用しており、独特の旨みと強い塩味が大きな特徴です。
日本でもよく知られているチーズ
日本でもよく知られているカマンベールチーズも、元々はフランスで作られていたものでした。カマンベールチーズのオーソドックスかつまろやかでコクのある味わいは、フランスでも高い人気を誇っています。フランスでカマンベールチーズと同じくらいに人気があるのがブリーチーズで、カマンベールチーズはブリーチーズから派生してできました。白カビチーズの一種であるブリーチーズは1000年以上の長い歴史を持っており、カール大帝などブリーチーズを好んでいた歴史上の人物も珍しくはありません。味はやや薄めのため、フランスパンやクラッカーなど味の濃くないものともあわせられます。